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神経:成熟皮質における経験依存的シナプス可塑性の長期的in vivo観測

Nature 420, 6917 doi: 10.1038/nature01273

成熟後の大脳皮質では、新たなシナプスが作られて経験による可塑性を支えているのだろうか。この問題に取り組むため、マウス皮質バレル領域の個々の錐体ニューロンについて、数週間にわたって繰り返し映像化した。その結果、樹状突起の構造は変わらないものの、棘の出現と消失が起きていることがわかった。棘の存続時間には大きな幅があり、約50%を占める安定型の棘は少なくとも1か月にわたって存在するが、残りは数日以下しか存在しなかった。映像化した樹状突起部分について連続切片を作り、遡及的に電子顕微鏡で観察すると、発芽や退縮を見せていた棘はシナプスの形成や廃止と連動していた。また、皮質の受容野の経験依存的可塑性にともなってシナプスの出現と消失が増加した。これらの観測から、知覚体験がシナプスの形成と廃止を駆動し、これらの変化が神経回路の適応的再編成の基盤になっていると推測される。

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