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海洋:SAR11クレードが海洋表層の細菌プラクトン群集で優占している

Nature 420, 6917 doi: 10.1038/nature01240

遺伝子クローニングによって海水のDNA中に検出される細菌のリボソームRNA遺伝子のもっとも多いグループは、α-プロテオ細菌のクレードであるSAR11に属している。その存在が海水中においてはかなり大きいと示されている以外は、これらの生物についてはほとんど分かっていない。この論文では、サルガッソー海北西部の水深3,000mまでとオレゴン州沿岸の表層水において、SAR11クレードの細胞数の定量的計測を行った結果を報告する。平均して、SAR11クレードは表層水に存在する細胞数の3分の1、中深層に存在する細胞数のほとんど5分の1を占めている。水域によっては、SAR11クレードの生物個体が、表層の全微生物群集の50%、真光層より下層の微生物群集の25%にも達する。外挿することによって、全球の海洋には2.4×1028のSAR11の細胞が存在し、その半数は真光層に存在すると推定される。SAR11クレードの生物地球化学的役割は依然としてはっきりしないが、これらのデータはこの微生物グループが地球上でもっとも繁栄している生物のひとつであるという考えを支持するものだ。

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