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遺伝:ショウジョウバエゲノムにおける共発現遺伝子の大きなクラスター

Nature 420, 6916 doi: 10.1038/nature01216

共発現する非相同遺伝子群が染色体上でクラスターを形成していることは、遺伝子群が同時に調節されていることを暗示する。下等真核生物では、共発現遺伝子群は対をなして存在することが多い。転写調節を共有する遺伝子のクラスター形成は高等真核生物でも報告されている。多細胞生物における協調的な遺伝子調節の様式を理解するために、ショウジョウバエの共発現遺伝子群の染色体分布をゲノム全体で解析した。その結果、精巣特異的な遺伝子は、全部で1,661個が同定され、その3分の1が染色体上でクラスターを形成していることがわかった。3個以上の遺伝子からなるクラスターの数は、偶然から予測される数をはるかに上回る。同様の傾向は、胚および成虫頭部で発現が促進される遺伝子でも認められたが、個々の遺伝子の発現パターンを、染色体の位置情報のみから予測することはできない。今回得られたデータは、高等真核生物における転写の同時調節の一般的な機構が、複数の遺伝子からなる広範囲に及ぶクロマチン領域で機能していることを示唆している。

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