Letter 地球:マグマだまりの力学における揮発性物質の役割 2002年12月5日 Nature 420, 6915 doi: 10.1038/nature01211 安山岩質火山の多くは噴出的な噴火活動を伴い、数年から数十年の期間にわたり1-10 m3s-1という速度で噴出されるマグマの体積は107-109m3に達する。そのような噴火の際には、噴火速度の複雑な周期的変化が見られることが多く、周期は数時間から数年にまでわたる。より長期的な傾向も観測されており、地殻深部からマグマが連続的に供給され、マグマだまりの過圧がおさまろうとしていることと関係があると考えられている。ここでは、マグマ中の気体の圧縮率による効果を考慮に入れたモデルを提示する。溶解した揮発性物質に蓄えられた内部エネルギーがマグマだまりの中に解放されるならば、噴火の継続時間と噴出するマグマの体積は2桁まで増加しうることを示す。この機構は浅いマグマだまりや揮発性物質に富んだマグマ内では促進される傾向にあり、母岩によるマグマの冷却はこのエネルギーの解放を拡大して、噴出速度と継続時間をかなり増加させることになるだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る