Letter 宇宙:地球に衝突する、小さな近傍小惑星のフラックス 2002年11月21日 Nature 420, 6913 doi: 10.1038/nature01238 地球に衝突する50〜100mより小さな直径の小惑星は、通常、一つの天体として地表に衝突せず、大気中で爆発する。それでもなお、これらの小さな小惑星は、1908年にシベリアのツングースカ付近で発生したような、相当な被害を引き起こしうる。しかし、地上の観測による探査は、大きな小惑星を優先的に発見する戦略を展開していることから、小さな小惑星のフラックスはあまり絞り込まれていない。TNT火薬で10メガトン相当と見込まれるエネルギー量をもつツングースカ級の衝突は、これまで200年から300年ごとに起こると推測され、年間における最大の空中爆発のエネルギー量はTNT火薬20キロトン相当である、と計算されていた。本論文では、過去8.5年にわたる大気中における火球流星の爆発についての衛星の記録を報告する。我々は、大きさが1〜10mの範囲である小惑星のフラックスが、直径50mを超える小惑星と同じべき乗分布をもつことを見出した。このことから、地球は年間平均して〜5キロトンのTNT火薬に相当するエネルギーをもつ小惑星の衝突を受け、ツングースカのような現象は約1,000年に一度、発生すると推測される。 Full Text PDF 目次へ戻る