Letter 植物:イネ第4染色体の配列および解析 2002年11月21日 Nature 420, 6913 doi: 10.1038/nature01183 米は、世界人口の半数以上の主食である。ゲノムサイズが430メガベース(Mb)の栽培イネであるOryza sativaはゲノム研究のモデル植物である。本論文では、配列が最初に完全に決定された2本の染色体のうち1本である、O. sativaの第4染色体の配列解析の結果を報告する。完成配列は34.6 Mbであり、同染色体の97.3%をカバーする。今まで得られた中で最も長い植物セントロメアの配列である、第4染色体のセントロメア領域に対応する1.16 Mbの連続配列(コンティグ)を完全に決定したので報告する。4,658個のタンパク質コード遺伝子と70個の転移RNA遺伝子の存在が推定された。計1,681個の推定遺伝子は、イネの特有の発現配列タグ(EST)と良好に一致する。転移因子は、真性クロマチン領域に対して顕著なバイアスを示しており、転移因子の分布と、染色体上の遺伝子との間に強い相関があることを示している。栽培イネ亜種間で比較ゲノム解析を行った結果、染色体どうしでは全体的なシンテニ−が認められたが、一塩基多型(SNP)ならびに挿入および欠失のレベルでは多様性が認められた。一方、遺伝子の並び方はイネとシロイズナズナ(Arabidopsis)間でほとんど保存されていなかった。 Full Text PDF 目次へ戻る