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生理:肥満とインスリン抵抗性にJNKが果たす重要な役割

Nature 420, 6913 doi: 10.1038/nature01137

肥満はインスリン抵抗性と密接な関係があり、2型糖尿病ではこれが主たる危険因子になっている。しかし、この2つをつなぐ分子機構はほとんど解明されていない。c-Junアミノ末端キナーゼ(JNK)は培養細胞でインスリンの働きを阻害し、2型糖尿病の発症にかかわるとされる炎症性サイトカインや遊離脂肪酸によって活性化される。本論文では、肥満にともなってJNK活性が異常に亢進することを明らかにする。また2種類の異なったマウス肥満モデルで調べたところ、JNK1を欠くと体脂肪の蓄積が減少し、インスリン感受性が著しく改善され、インスリン受容体によるシグナル伝達系の処理能力が向上する。このようにJNKは肥満とインスリン抵抗性にかかわる重要なメディエーターであり、治療の標的になる可能性がある。

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