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生化学:ヘテロ多量体であるサイクリックヌクレオチド依存性チャネルは、化学量論的に3A:1Bの組成をとっている

Nature 420, 6912 doi: 10.1038/nature01201

サイクリックヌクレオチド依存性(CNG)チャネルは視覚と聴覚の変換過程に不可欠である。これらのチャネルは四量体で、本来はAとBの2種のサブユニットから構成されており、化学量論的に2A:2Bという構成であると考えられてきた。本研究では、ロイシンジッパーホモロジードメインで、CLZ(カルボキシル末端ロイシンジッパー)と名付けられたドメインの性質を明らかにしたことを報告する。このドメインはCNGチャネルAサブユニットの遠位C末端に存在するがBサブユニットには存在せず、サブユニット間の相互作用に関わっている。架橋形成実験、また非変成条件下で行ったゲル電気泳動、および遠心による分析から、このCLZドメインは三量体形成相互作用に関わっていることが明らかになった。さらに、錐体の変異体CNGチャネルで、AサブユニットのCLZドメインを三量体形成する一般的なロイシンジッパーに置き換えた場合、形成されたチャネルは野性型に近い挙動を示したが、二量体または四量体化するロイシンジッパーで置換した場合に形成されたチャネルの性質は野性型に近いとはいえなかった。このAサブユニットだけが持つ三量体相互作用から、ヘテロ多量体型CNGチャネルは実際は化学量論的に3A:1Bの組成を持っていると考えられる。精製したウシ桿体CNGチャネルの生化学的解析からも、この結論は確認された。化学量論的組成がこのように修正されたことは、CNGチャネルファミリーの構造と機能解明のための新しい基盤となろう。

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