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免疫:真菌に対する自然免疫反応における長いタイプのペントラキシンPtx3の他では補うことができない役割

Nature 420, 6912 doi: 10.1038/nature01195

ペントラキシンは、環状の多量体構造を特徴とする保存されたタンパク質のスーパーファミリーである。C反応性タンパク質(Crp)や血清アミロイドP成分(Sap)といったよく知られている短いタイプのペントラキシンは、炎症性メディエーターに応じて肝臓で産生される急性期タンパク質である。この短いタイプのペントラキシンは、微生物に対する生得的な抵抗性や細胞の残骸及び細胞外基質構成成分の除去に関しての調節を担っている。これとは対照的に、長いタイプのペントラキシンは、互いに関連性の見られない長いアミノ末端ドメインとそれに結合したカルボキシ末端側のペントラキシンドメインを持ち、そして遺伝子構成、染色体中の位置、産生細胞、また刺激伝達能力やリガンド識別能力といった点で短いタイプのペントラキシンとは異なっている。我々は、この長いタイプのペントラキシンPtx3のin vivoでの機能を調べるため、相同組換えによってPtx3を欠損したるマウスを作出した。Ptx3欠損マウスは、侵襲性肺アスペルギルス症に感受性を示した。Ptx3は、Aspergillus fumigatusの分生子を含む特定の微生物成分と結合する。また我々は、Ptx3欠損マウスの感受性が、肺胞マクロファージと樹状細胞による分生子の認識が不完全であること、及び2型適応性反応の不適切な誘導に関連していることを見出した。このように、長いタイプのペントラキシンは、特定の微生物成分に対する抵抗性において、特に日和見性の真菌病原体であるAspergillus fumigatusなどで、代替不可能な役割を持つ分泌型パターン認識受容体である。

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