Letter 地球:地磁気ジャークの起源 2002年11月7日 Nature 420, 6911 doi: 10.1038/nature01134 20世紀後半、1969年、1978年、1991年、及び1999年に起きた地磁気ジャークは、地球磁場の2階時間微分(永年加速)が突然変化する現象である。ジャークはほとんど一定の永年加速の周期だけ離れており、その結果1階の時間微分(永年変化)は地磁気ジャークで分け隔てられた一続きの直線の部分として現れる。地磁気ジャークが永年変化の再構成として現れるということは、その起源が地球内部にあることを示唆し、球面調和関数解析によってこれはすでに確立している。また地磁気ジャークの時間スケールが短いことは地球の核の表面における流体の流れが変化したことによることを示唆している。これも核の表面における時間変化する流れを図示することにより確立している。しかしながら、その物理的起源についてはほとんど分かっていない。ここでは、地磁気ジャークが定常流と単純な時間変化する軸対称でかつ赤道で対称なトロイダル型の帯状流と合わせて説明できることを示す。そのような流れは、理論的な立場からも存在が期待される単純な振動的流れであり、核内の流体運動モデルや数値ダイナモモデルでも観測されている地球の核内のねじれ振動とも調和的である。 Full Text PDF 目次へ戻る