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気候:完新世における米国北東部の暴風強度の千年スケール変動

Nature 419, 6909 doi: 10.1038/nature01132

人類活動が気候変動に与える影響を検出するためには、過去の気候における自然的変動を 明らかにしておくことは重要である。これに関連しては、異常な降雨を伴う暴風などの極 端な気候事件の発生頻度の変動を研究することは特に困難であることが分かってきた。これまでの調査では、単一の湖で得られた堆積層のコア資料を用いて暴風雨の年代が確立しているが、そのような研究は局地的に偏った環境の影響を受けやすい。ここでは、13カ所の湖で得られたコア資料中の陸源の氷河の縁に堆積した沖積層(inwash層)を年代測定した。その結果、米国北東部では暴風雨に関連した洪水の発生頻度は過去13,000年間(13kyr)の間規則正しい周期で変化しており、固有周期は約3kyrであることが分かった。我々のデータは過去14kyrの暴風雨の強度変動には4個のピークが見られることを示しており、それらはおよそ、2.6、5.8、9.1、および11.9kyr前のところに見られる。このようなパターンは北極振動の平均的な徴候に見られる長期変動とも一致しており、この支配的な大気モードの変調によって北米とヨーロッパにおける完新世の気候変動のかなりの部分が説明できることを示唆している。

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