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発生:プラナリアの脳形成を頭部のみに限定する繊維芽細胞増殖因子受容体関連遺伝子、nou-darake(脳だらけ)

Nature 419, 6907 doi: 10.1038/nature01042

プラナリアの再生研究は、ヒトの組織や器官が傷害や疾病あるいは老化による損傷を受けた後、どのようにすれば再構築できるかを理解するための一助となる。プラナリアの強い再生能力は、全能性幹細胞(ネオブラスト)の集団によっており、この動物はみごとに組織化された中枢神経系すら再生することができる。近年、その再生能力の分子機構解明を目指して、動物まるごとのin situハイブリダイゼーション法や二本鎖RNA法などの方法が、プラナリアにも適用されるようになった。今回、プラナリアDugesia japonicaの頭部領域に特異的に発現し、繊維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)様分子をコードする遺伝子、ndk(脳だらけ)について、その同定と性質を報告する。二本鎖RNA干渉法でndkの機能を失わせると、動物体のいたるところに異所的に脳が形成される。この異所的な脳形成は、二種のプラナリアFGFRホモログ(FGFR1FGFR2)の阻害によって抑制された。また、ndkはアフリカツメガエル(Xenopus)胚でFGFのシグナル経路を抑制した。これらの知見は、ndkが幹細胞内でFGFシグナル経路を修飾することによって、プラナリアの脳の形成を頭部領域のみに限定していることを示唆する。

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