Letter 遺伝:熱帯熱マラリア原虫の1番、3〜9番、13番染色体の塩基配列 2002年10月3日 Nature 419, 6906 doi: 10.1038/nature01095 熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)の染色体のうち2つが初めて塩基配列解読されて以来、この生物の全ゲノム塩基配列の読み取りとその集結を目指した共同研究がなされてきた。本論文では、同原虫クローン3D7の1番、3〜9番、13番染色体の塩基配列を報告する。これらの染色体は、ゲノム全体のおよそ55%にあたる。また本論文には、これらの染色体の地図作成、塩基配列読み取り、アノテーションに使った手法について記載する。我々の集めたデータと光学地図とを比較することにより、出来上がった塩基配列が完全であることを示す。アノテーションに際し、予想される遺伝子産物に対してGene Ontologyに基づく名称を振り当てたところ、特異的な染色体に一部のマラリア特異的な名称が集まるのが見られた。テロメア領域にあるvar遺伝子とは関連がなく、染色体内部領域に存在するvar遺伝子群の遺伝子間領域で、高度に保存された塩基配列が発見された。 Full Text PDF 目次へ戻る