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地震:歪みの蓄積と解放の直接測定による時間予知可能地震再来モデルの検証

Nature 419, 6904 doi: 10.1038/nature00984

地震災害の確率予測は、様々な地震の時間分布モデルを用いているが、その中には、島崎邦彦と中田高により定式化された「時間予知可能」反復モデル(これはH. F. Reidにより早くも1910年には提示されていた弾性反発の考えを具体化したもの)が含まれる。このモデルでは、断層上の応力が一番最近の地震で解放された応力まで回復したときに地震が起きるとしている。非時間依存モデル(例えばポアソン確率過程など)とは異なり、時間予知可能モデルは、地震の確率が時間と共に増大するという点で、地震サイクルの背後にある物理過程を包含していると考えられている。従って、時間予知可能モデルは適切なデータがあった場合によく用いられ、北カリフォルニア、南カリフォルニア、ニュージーランドそして日本を含む、地震がよく起きる多くの地域で災害予測に組み込まれている。ここでは、カリフォルニアのパークフィールドという、モデルの適用に理想的となるべき場所で、モデルが予測に失敗したことを示す。我々は、測地学的観測のインバージョンにより1966年に起きたマグニチュード〜6のパークフィールド地震の予測される再来時期に対する厳密な限界を推定し、時間予知可能モデルによれば次の地震は1987年までに起きたはずであることを示す。比較的単純な構造環境でモデルが良い成果を上げられなかったことは、複雑な断層相互作用で特徴付けられている世界中数多くの地域での適用にとっては良い前兆とはならないだろう。

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