Letter 細胞:大腸菌ではAlkBによる酸化的脱メチル化がDNA損傷を修復する 2002年9月12日 Nature 419, 6903 doi: 10.1038/nature01048 細菌のAlkBタンパク質は、アルキル化による細胞の損傷の修復にかかわることが知られているが、このタンパク質が果たしている機能は解明されていない。AlkB相同体はヒトを始めとするいくつかの生物で見つかっており、最近の配列比較研究によって、これらのタンパク質が2‐オキソグルタル酸依存性と鉄依存性を示すオキシゲナーゼ(2OG-Fe(II)‐オキシゲナーゼ)のスーパーファミリーに属すると考えられている。本論文では、大腸菌のAlkBが実際に2‐オキソグルタル酸依存性と鉄依存性を示すDNA修復酵素であり、それが1‐メチルアデニン残基の酸化的脱メチル化を含む反応機構を介して、アルキル化DNAにおける複製阻害を取り除くことを明らかにする。この過程はDNA修復の新しい反応経路であり、これまでに見つかっている2種類のDNA損傷修復機構に次ぐ第3のものとなる。 Full Text PDF 目次へ戻る