Letter 生理:ELF4遺伝子はシロイヌナズナの概日リズムと開花時期を制御する 2002年9月5日 Nature 419, 6902 doi: 10.1038/nature00954 多くの植物は、栄養成長から生殖成長へ切り換える適切なタイミングを確実にあわせるための環境的な手がかりとして日長を用いる。日長の感知には、昼夜の相対的な長さと植物の概日時計で制御される内因性リズムとの相互作用がかかわる。したがって概日制御に異常がある植物は花成のタイミングを適切に調節することができない。本論文では、光周期の感知と概日制御に関与するEARLY FLOWERING 4(ELF4)について報告する。ELF4は概日時計の精度を高め、また1日の明暗周期がない状況におけるリズムの維持に必要とされる。elf4変異体では、中心的な発振装置の構成要素として機能すると考えられている遺伝子CIRCADIAN CLOCK ASSOCIATED 1(CCA1)の発現低下がみられる。またelf4に変異がある植物では、期間が多様な出力リズムを一時的に示した後にリズムを失う。elf4変異植物の開花時期は非誘導性の光周期では早まり、これはおそらく花成誘導を促進する遺伝子CONSTANS(CO)の発現増加に起因すると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る