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免疫:樹状細胞の成熟はリソソームから細胞膜への逆行性のMHCクラスII輸送を引き起こす

Nature 418, 6901 doi: 10.1038/nature01006

免疫反応の開始において中心となるのは、Tリンパ球による抗原ペプチドの認識である。樹状細胞の細胞生物学的性質は、樹状細胞が抗原提示の重要なプロセスのために理想的であることを示している。樹状細胞のライフサイクルには、それぞれ別個の機能と調節機構を特色とする幾つかの段階がある。未熟な樹状細胞は大量の主要組織適合抗原複合体クラスII分子(MHC II)を合成するが、そのαβ二量体は後期エンドソームやリソソーム(しばしばMHCクラスII区画とも呼ばれる)に移行し、取り込まれた抗原とともに、反応を起こさないままそこに存在する。微生物の成分または炎症誘発性メディエーターに曝されると、エンドサイトーシスは抑制されるように調節され、補助的刺激分子群の発現は亢進し、そして新たに形成された免疫賦活的なMHC II‐ペプチド複合体が細胞表面に輸送される。リソソームは、エンドサイトーシス経路の最終的な分解区画を形成しており、一般に外来性の成分がそこから無傷状態で回収されることはあり得ないので、これらMHC II分子が細胞表面に辿り着くことは驚くべきことである。本論文では、緑色蛍光タンパク質(GFP)のタグを付けたMHC IIを発現する細胞を用い、ビデオ顕微鏡法によって、生きた樹状細胞内でこの経路を観察可能にした。我々は、樹状細胞が刺激に際して、リソソーム区画から細管を伸ばしこれが最終的に細胞膜と直接融合することを明らかにする。

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