Letter

細胞:PatchedはSmoothenedの活性を抑制するために触媒的に作用する

Nature 418, 6900 doi: 10.1038/nature00989

Hedgehog(Hh)シグナル伝達系のリガンド非依存的な活性化を誘発する膜貫通型タンパク質であるPatched (Ptc)やSmoothened (Smo)の変異は、基底細胞癌(BCC)や髄芽細胞腫のようなヒトの腫瘍と関連している。幅広い遺伝学的研究により、胚のパターン形成及び癌におけるこれら受容体コンポーネントの重要性が証明されているにもかかわらず、PtcがSmoを調節するメカニズムについては理解されていない。本論文で我々はPtcとSmoはHh応答性の細胞内で有意に会合しているわけではないことを報告する。さらに、我々はHhが結合していない遊離型Ptc がSmoの活性を抑制するために準化学量論的に機能し、従って、その経路の活性レベルを特定するのに重要であることを示す。Patchedは細菌のプロトン駆動性の膜貫通型分子輸送体と相同性を持つ12回膜貫通型タンパク質である。我々は細菌の輸送体に保存されていて、またその機能に必須である残基を変化させることによってPtcの機能が障害されることを証明する。これらの結果は、腫瘍抑制因子であるPtcが通常は膜貫通型分子輸送体として機能し、そしておそらくは低分子の分布や濃度を変化させることによって、Smo活性を間接的に阻害するように作用することを示唆している。

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