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植物:サポニン解毒酵素は植物の持つ防御機構の抑制に関与している

Nature 418, 6900 doi: 10.1038/nature00950

植物の病気に対する抵抗性は、構造的障壁を設けたり、抗菌性二次代謝産物をあらかじめ合成しておくといった構成的な性質によっていることがある。病原体による攻撃があると、それに反応してさらに別の防御機構が活性化されるが、これには局所的な細胞死の誘導(過敏性応答)が含まれる。病原体の方は、さまざまな戦略を用いて、植物の持つ構成性および誘導性の防御態勢に対抗する。このような方法には、前もって合成されていた抗菌性化合物の分解や、誘導性防御を抑制する分子の産生が含まれる。本論文では、菌類病原体が、宿主であらかじめ合成された抗菌性化合物を破壊して、さらにそれを誘導性防御反応を妨げるのに使うという、二成分系過程が存在する証拠を示す。抗菌性を持つサポニン類は、まず菌類の持つサポニン解毒酵素によって加水分解される。そして加水分解生成物は、植物の病気抵抗性につながる基本的なシグナル伝達過程を妨げることで誘導性防御反応を抑制している。

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