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視覚:starburstアマクリン細胞の樹状突起における運動方向選択的なカルシウムシグナル

Nature 418, 6900 doi: 10.1038/nature00931

画像の動きを感知することは、視覚の基本である。多くの生物種では、独特な網膜神経節細胞群があって、特定の方向に動く視覚刺激に選択的に応答する。しかしそれらの神経節細胞のうち、方向選択性に結びつくような計算処理を最初に行うのがどの細胞なのかはわかっていない。その候補として有力なのが、「starburst アマクリン細胞」と呼ばれる介在ニューロンである。今回、細胞内カルシウム濃度を二光子励起蛍光法で測定することによって、starburst細胞の個々の樹状突起が独立した処理モジュールとして働くことを発見した。樹状突起のカルシウムシグナルは、細胞体から遠心的に動く刺激に関して方向選択的だが、細胞体の膜電位はこのような方向選択性はない。この結果は、方向選択性が神経節細胞よりも前の段階で樹状突起内で局所的に処理されていることを示している。

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