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免疫:T細胞受容体がペプチド‐MHCを認識する2段階結合メカニズム

Nature 418, 6897 doi: 10.1038/nature00920

T細胞は、主要組織適合抗原複合体分子(MHC)によって提示されるペプチドのさまざまな状況を調べるが、それには高い感受性と特異性で、こういうリガンドを調べることができるT細胞受容体(TCR)が使われる。本論文では、TCRのペプチド‐MHCに対する初期会合と安定した結合の両方に関与するアミノ酸残基を調べることで、この探索過程の物理的基盤について記述する。ここでは、TCRとペプチド‐MHCの組み合わせとして研究が進んでいる、2B4 TCRとMCC-IEk(蛾由来チトクロームc、88〜103残基)ペプチド‐MHCの組み合わせを用いた。初期の会合は、MHCとの接触により開始され、たいていはペプチドに依存しない様式でTCRのドッキングが誘導される。MCC-IEkとの接触は、引き続いて安定化を進め、特異性を付与し、また結合の持続性を調節することによってT細胞の活性化に影響を与える。このペプチド‐MHCリガンドの機能的細分化は、TCR認識が2段階に分けて行われることで、細胞表面上のさまざまなペプチド‐MHC複合体の効率的な探索を促し、また同じMHC上に結合している異なるペプチドに対して、TCRを本質的に交差反応性にさせている。

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