Letter

進化:中国の白亜紀前期層で出土した尾の長い種子食の鳥類化石

Nature 418, 6896 doi: 10.1038/nature00930

中国東北部の遼寧省西部に位置する白亜紀前期の熱河層群にある義県層および九仏堂層の湖成堆積物は、羽毛のある恐竜や原始的な鳥類および哺乳類の化石を産出することで有名である。本論文では、九仏堂層で発掘された大型の原始的な鳥類イェホロルニス・プリマ(Jeholornis prima;新属新種)について報告する。この鳥類は他に知られる白亜紀前期の鳥類とはっきりと違っている。長い骨格からなる尾には、予想に反して伸びた前関節突起と血道弓があり、これがドロマエオサウルス類のものと似ていることから、鳥類と非鳥類型獣脚類の関連性をさらに裏づける材料となる。イェホロルニスは、鳥類の初期進化の根源部分に位置づけられるにもかかわらず、胸帯や手根中手骨の手根骨滑車の進化した特徴からして、かなりの飛翔力があったとみられる。胃の中には分類群不明の植物の胚珠がきれいに残っており、中生代の鳥類が種子食に適応していたことを示す直接の証拠となる。

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