Letter 地球:約38億年前の変成堆積岩のタングステン同位体から得られた地球初期の大規模隕石衝突に対する証拠 2002年7月25日 Nature 418, 6896 doi: 10.1038/nature00923 「後期大規模隕石衝突」は38〜40億年前に起きた月の隕石衝突史における1つの段階であり、そのときに年代の分かっている月の盆地が形成された。しかし、この出来事に対する記録は、地球上でわずかに現存するこの年代の岩石からは見つかっていない。ここでは、37〜38億年前の年代を持つ西グリーンランドのイスア緑色岩帯及び、それと密接な関連を持つカナダの北ラブラドル地方で得られた変成堆積岩中の182Hf-182W系(半減期900万年)に基づくタングステン同位体異常について報告する。地球の活動的な地殻―マントル環境の中で、半減期の短い182Hfがまだ存在していた時期からタングステン同位体不均質を保持することができるような機構は考えがたいので、我々は変成堆積岩は隕石由来の成分を含んでいると結論する。 Full Text PDF 目次へ戻る