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細胞:短い干渉RNAはヒト細胞内に抗ウイルス免疫をもたらす

Nature 418, 6896 doi: 10.1038/nature00873

二本鎖RNA(dsRNA)を介した遺伝子サイレンシングは配列特異的であり、真核生物で高度に保存された機構である。遺伝子サイレンシングは植物で抗ウイルス防御機構としてはたらいている。動物細胞にも同じ機構があるが、その具体的な機能は不明である。今回、複製が速く細胞溶解性の高いRNAウイルスのヒト細胞への感染をdsRNAが効率よく防ぐことを報告する。ポリオウイルスゲノムの配列に対応した二本鎖の短い干渉RNA(siRNA)でヒトおよびマウスの細胞を前処理すると、子孫ウイルス量が著しく減少し、感染細胞の大半でウイルスクリアランスが促進された。抗ウイルス作用は配列特異的であり、従来型のアンチセンス機構とは無関係であり、インターフェロンとその応答エフェクター分子であるタンパク質キナーゼR(PKR)およびRNaseLの影響も受けない。siRNAは特異的な細胞内抗ウイルス耐性をもたらすので、ヒトに感染するウイルスに対する治療法に利用できる可能性がある。

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