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細胞:TRPV3は温度感受性のバニロイド受容体様タンパク質である

Nature 418, 6894 doi: 10.1038/nature00894

バニロイド受容体‐1(VR1、別名TRPV1)は温度感受性の非選択的陽イオンチャネルで、カプサイシン感受性の求心性知覚ニューロンで発現され、有害な熱刺激、酸性pH、刺激性アルカロイドであるカプサイシンによって活性化される。VR1遺伝子を破壊するとカプサイシン応答が失われるが、温熱性侵害受容におよぼす影響はきわめて小さい。またこの他に、知覚ニューロンにはカプサイシン非感受性の熱センサーが存在することを示す実験などがあることから、VR1とは別の温度感受性受容体が存在することが示唆される。今回、バニロイド受容体/TRP遺伝子ファミリーに属する、バニロイド受容体様タンパク質3(VRL3、別名TRPV3)を同定した。このタンパク質は、熱感受性でカプサイシン非感受性である。VRL3は2,370塩基対の長さのオープンリーディングフレームにコードされており、転写はVR1遺伝子に隣接した遺伝子から行われ、遺伝子構造はVR1に類似している。VRL3の熱に対する応答の閾値はほぼ39℃で、後根神経節ニューロンでVR1と共発現されている。異所的に発現させると、VRL3はVR1と結合を作るので、その応答を調節している可能性がある。したがってVRL3は、単に温度感受性のイオンチャネルというだけでなく、バニロイド容体のもう1つのサブユニットとしてヘテロ複合型バニロイド受容体チャネルの形成に関わっているのかもしれない。

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