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細胞:成体の骨髄から得られた間葉系幹細胞の持つ多分化能

Nature 418, 6893 doi: 10.1038/nature00870

本論文では、間葉系幹細胞と共に精製される一群の細胞が、単一細胞から、間葉系細胞ばかりではなく、内臓中胚葉性、神経外胚葉性、内胚葉性の特徴をもつさまざまな細胞にin vitroで分化しうることを報告する。我々は、この細胞を多能性成体前駆細胞(multipotent adult progenitor cells,MAPC)と命名した。この細胞を初期胚盤胞に注入すると、一個のMAPC細胞がほとんどのタイプの体細胞に分化した。また、放射線照射をしていない宿主に移植すると、MAPCは生着して、肝臓、肺、腸の上皮細胞に加えて造血系の細胞にも分化した。また、ごく低レベルの放射線を照射した宿主にMAPCを移植した場合には、造血系細胞と消化管系細胞へ生着する細胞が増加した。MAPCは細胞の明らかな老化、あるいは分化能の消失を示すことなく盛んに増殖するので、遺伝的疾患あるいは変性疾患の治療に用いることのできる理想的な細胞供給源になる可能性がある。

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