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医学:Efpは14-3-3σのタンパク質分解を標的とし、乳癌の増殖を促進する

Nature 417, 6891 doi: 10.1038/nature00826

エストロゲンは標的器官に対し、エストロゲン受容体(ER)を活性化してエストロゲン応答配列をもつ下流遺伝子を調節することによって作用を及ぼす。Efpは、ERαの標的遺伝子産物の1つで、RINGフィンガー・Bボックス・コイルドコイル(RBCC)モチーフファミリーの一員である。Efpは乳癌とともに主としてさまざまな女性生殖器において発現されており、Efp遺伝子を破壊したマウスは子宮の発達が悪くエストロゲン低反応性であることから、Efpはエストロゲン依存性の細胞増殖と器官の発生に不可欠と考えられている。ここでは、EfpがRINGフィンガー依存性ユビキチンリガーゼ(E3)であり、細胞周期の負の調節因子でG2期停止を引き起こす14-3-3σのタンパク質分解を標的にすることを報告する。雌のヌードマウスに移植したMCF7乳癌細胞はEfpアンチセンスオリゴヌクレオチドの投与により増殖が抑制された。Efpを過剰に発現させたMCF7細胞は、卵巣摘出によりエストロゲンがないマウスにおいても腫瘍を形成した。Efpの機能を失わせたマウスの胚性繊維芽細胞では、14-3-3σが蓄積しており、このことが原因で細胞の増殖が抑えられていた。今回のデータは、14-3-3σがEfpによってタンパク質分解を受け、これが細胞増殖へ導くことを明らかにしており、このことを手がかりに細胞周期機構と乳癌の発癌機序を伺い知ることができる。

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