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生態:高山植物どうしのプラスの相互作用はストレスが増すと増大する

Nature 417, 6891 doi: 10.1038/nature00812

植物は互いにプラスの作用を及ぼしうる。たとえば、栄養分の蓄積や日陰の分配、撹乱の改善、あるいは一部の種による草食動物からの防御は、近傍植物種の生産活動を増大させうる。したがって、植物種の分布や数度は他種と無関係だとする見解は、多種共存や種多様性を解明する理論的枠組みとしては適当ではない。だが、植物群落におけるプラスの相互作用の普遍性や、競争と関連するこうした相互作用の重要性を検証するために設計された大規模実験はまだ行われていない。本論文では、高山植物種のバイオマス、成長、生殖は、他種が近傍にある場合に大きくなることを示す。世界各地の11の山系にある亜高山および高山植物の群落において総計115種を対象に執り行った実験から、物理的条件によるストレスが少ない標高の低い場所では、競争だけではないものの一般的に競争が優勢となる。対照的に、非生物性のストレスが大きい標高の高い場所では、植物どうしの相互作用は大きくプラスに作用する。さらに、標高の高い場所と低い場所すべてを通じて、初夏に低温となる場所ではプラスの相互作用が重要だが、初夏に高温となる場所では競争が優勢となる。

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