Letter 生化学:青色光依存性のリン酸化によるシロイヌナズナのクリプトクロム2の調節 2002年6月13日 Nature 417, 6890 doi: 10.1038/nature00815 クリプトクロムは、植物および動物のさまざまな光反応に関与する青色/紫外光A受容体である。しかし、クリプトクロムの初期光化学反応は今だに不明である。例えば大部分の光受容体は、リン酸化を始めとする光依存性のタンパク質修飾を受けることが知られているが、クリプトクロムが青色光依存性のリン酸化を受けることは報告されていない。シロイヌナズナのクリプトクロム2(cry2)は、芽ばえの成長および光周期性の開花の光制御に関与する。cry2タンパク質の生理的活性と細胞内濃度は光依存性であり、タンパク質間相互作用がcry2の機能に重要な役割を果たす。今回、cry2が青色光依存性のリン酸化を受けること、またcry2のリン酸化がその機能と制御に結びついていることを報告する。今回得られた結果は、光のない条件ではcry2がリン酸化されておらず、不活性かつ安定な状態にとどまることを示唆している。つまり青色光の吸収がcry2のリン酸化を誘導し、これが光形態形成反応の引き金となり、最終的に光受容体の分解につながる。 Full Text PDF 目次へ戻る