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発生:T-box遺伝子tbx5は胸部肢芽の形成に必須である

Nature 417, 6890 doi: 10.1038/nature00814

T-box遺伝子Tbx4Tbx5は、脊椎動物の前肢(Tbx5)と後肢(Tbx4)のアイデンティティ決定において主要な機能を持っている。今回、我々は、ゼブラフィッシュにおいてTbx5が肢芽形成に先立つ早い時期に働く、別の機能を持つことを示す。アンチセンスオリゴヌクレオチドによるゼブラフィッシュtbx5の機能的ノックダウンを行うと、ヒレ原基形成の開始が阻害され、胸ビレの完全な欠失が見られた。ゼブラフィッシュの前肢発生におけるtbx5遺伝子の機能には、個々の側板中胚葉細胞のヒレ原基予定形成領域への移動が含まれているらしい。ゼブラフィッシュのspadetailやマウスのBrachyuryといったT-box遺伝子変異体で見られる一次的な欠陥は、共に中胚葉細胞の移動に同じような異常を示すが、tbx5ノックダウン表現型で観察される一次的な欠陥はこれらに似ている。従って、多くのT-box遺伝子に共通している機能は、初期胚の細胞の適切な移動と接着特異性の変化の両方もしくはどちらかの仲介である可能性がある。

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