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細胞:Kremenタンパク質はDickkopf受容体で、Wnt/β‐カテニン情報伝達を調節する

Nature 417, 6889 doi: 10.1038/nature756

Wntファミリーの分泌性糖タンパク質は、胚と成体の両方において、細胞の成長と分化の際の細胞間相互作用を仲介している。β-カテニン経路を介した標準的なWnt情報を伝達するのは、2種類の受容体ファミリーである。Frizzledタンパク質とリポタンパク質受容体関連タンパク質5と6(LRP5/6)はWntに結合し、細胞内β-カテニンを安定化することによってWnt信号を伝達する。Wnt/β-カテニン情報伝達は、分泌性タンパク質Dickkopf1(Dkk1)によって阻害される。Dkk1は多重遺伝子族の一員で、両生類胚の頭部形成を誘導し、LRP5/6に結合してWnt情報伝達を拮抗的に阻害することが明らかにされている。ここでは、膜貫通型タンパク質Kremen1とKremen2が高い親和性をもつDkk1受容体であり、Dkk1と機能的に協調してWnt/β-カテニン情報伝達を阻害することを明らかにする。Kremen2はDkk1、LRP6と三元複合体を形成して急激なエンドサイトーシスを誘導し、Wnt受容体であるLRP6を細胞膜から取り除く。これらの結果からKremen1とKremen2は、LRP6を介した脊椎動物のWnt情報伝達系を調節する膜複合体の構成成分であることが示される。

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