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細胞:線虫のトランス・スプライシングに必要とされるスプライストリーダーRNPの新発見成分

Nature 417, 6889 doi: 10.1038/nature00783

線虫やそれよりも下等な複数の門に属する真核生物では、メッセンジャーRNA前駆体の成熟の際にスプライストリーダー(SL)を付加するトランス・スプライシングが行われることがある。この例外的なRNAプロセシング反応では、SLという共通の短い5'エキソンが、複数のmRNA前駆体の最も5'側にあるエキソンに付加される。線虫のSLは、トランス・スプライシング特異的な約100ヌクレオチドのRNA(SL RNA)から生じたもので、SL RNAはシス・スプライソソームのU核内低分子RNAのU1、U2、U4、U5と著しい類似性を示す。たとえば、SL RNAはSm核内低分子リボ核タンパク質(snRNP)の構成成分として組み込まれた時にだけ機能する。今回われわれはSL RNPを単離精製し、中心となるSmタンパク質のほかに2種類のタンパク質(相対分子質量175,000と30,000(Mr175Kと30K))が含まれることを明らかにした。これら2つのタンパク質を免疫除去した後に組換えタンパク質で再構成することによって、2つのタンパク質が両方とも、SLトランス・スプライシングに不可欠なことが示された。しかし、どちらのタンパク質も、通常のシス・スプライシングには必要ではなく、シス型の前駆体断片による二分子間(トランス)スプライシングにも不必要である。Mr175Kと30KのSL RNPタンパク質は、SLトランス・スプライシングだけにかかわる因子として初めて同定されたものである。いくつかの証拠から、シス・スプライシングにおいてU1 snRNP-SF1/BBP-U2A複合体がイントロン内の架橋構造を作るのと同じように、SL RNPタンパク質はトランス・スプライシングに特異的なタンパク質間相互作用ネットワークの形成に参加することで機能を発揮すると考えられる。

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