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進化:寄主植物への適応が生殖的隔離の平行進化を促進させる

Nature 417, 6887 doi: 10.1038/417440a

生態の似通った環境に生息する別々の個体群で類似の形質が平行進化すれば、それは自然選択が進化の原因であることを強く意味する。平行な種分化は特殊な型の平行進化であり、この場合、非常に近縁な個体群において、生態条件への適応の副産物として、生殖的隔離を決定づける形質が何度かにわたり進化する。こうした平行進化の結果、生態条件の分かれた2つの個体群では、同じくらい時間は経っているが生態条件の似通った2つの個体群、もしくは生態条件が分かれても時間があまり経っていない2つの個体群に比べて、ずっと大きい生殖的隔離が現れる。生殖的隔離の平行進化は、種分化の過程に自然選択が存在することを示す強力な証拠だが、自然界で知られる決定的な例は今のところ1件のみである。ナナフシの仲間Timema cristinaeはさまざまな寄主植物種で暮らし、その個体群は体サイズや体形、寄主の好み、行動、そして2形態の高度隠蔽色パターンの相対的頻度について分岐している。本論文では、このナナフシに見られる性的隔離の平行進化を促したのは、遺伝的浮動ではなく、寄主への適応による分岐選択であることを報告する。我々の得た知見は、種分化の初期段階においては寄主植物への適応が重要な役目を果たし、なおかつそれが繰り返し起こりうることを明確に示すものだ。

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