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発生:Wnt/カルシウム経路はNF-ATを活性化し、アフリカツメガエル胚において腹側細胞運命を促進する

Nature 417, 6886 doi: 10.1038/417295a

アフリカツメガエル胚の背腹軸形成においてイノシトール‐1,4,5‐三リン酸(Ins(1,4,5)P3)-Ca2+シグナル経路は機能すると考えられているが、遊離Ca2+の直接の標的はわかっていない。分泌因子であるWntタンパク質ファミリーは、古典的Wnt経路とWnt/Ca2+経路の二つの機能グループから構成されている。Wnt/Ca2+経路は古典的Wnt経路に干渉するが、その経路の分子機構はほとんどわかっていない。本研究では活性化T細胞核内因子(NF-AT)のアフリカツメガエル相同遺伝子XNF-ATのcDNAをクローニングした。機能獲得型であり、カルシニューリン非依存的な活性型XNF-AT変異(CA XNF-AT)は、胚発生において前後軸の前方形成を抑制したばかりでなく、Xwnt-8によって誘導される異所的な背側軸をも抑制した。機能欠損型でありドミナントネガティブ型のXNF-AT変異(DN XNF-AT)は異所的な背側形成と、古典的Wntシグナル経路の標的分子であるsiamoisXnr3の発現を誘導した。Xwnt-5AはXNF-ATの細胞質から核への移行を引き起こした。これらのデータはXNF-ATがWnt/Ca2+経路とIns(1,4,5)P3-Ca2+経路の下流標的因子として機能し、古典的Wnt経路の抑制を通じてアフリカツメガエル胚における腹側化シグナルの仲介に重要な役割を担っていることを示している。

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