Letter 発生:発生時間に対する体の大きさと温度の作用 2002年5月2日 Nature 417, 6884 doi: 10.1038/417070a 体の大きさと温度は、生物学的速度と生物学的時間のほぼ全てに影響を及ぼす最も重要な二つの変数である。個体発生の間に体の大きさは変化し、温度は変動することが多いことから、これらの変数と発生との関係は特に興味深い。ここで我々は、相対成長と生化学的反応速度論の基本的原理に基づいて、個体発生時間を体の質量と温度の関数としての予測する一般的なモデルを導き出した。このモデルは鳥類と水生変温動物(魚類、両生類、水生昆虫、動物性プランクトン)の様々な大きさの卵が様々な孵卵温度にあるときのそれぞれの胚発生時間にあてはまる。また、このモデルは多様な種類の動物性プランクトンにおいて、後胚子発生時間の変動値の約75%を説明できる。残りの変動値は化学量論、具体的には体の炭素/リン比により部分的に説明される。他の発生段階にある他の動物の発生時間もこのモデルで説明される。これらの結果によって、全ての生物種に共通し、おおよそ不変的である生物学的時間の一般的な定義が提唱される。 Full Text PDF 目次へ戻る