Letter 海洋:海面における砕波の分布 2002年5月2日 Nature 417, 6884 doi: 10.1038/417058a 海面の波浪は、大気と海洋の間での質量、運動量およびエネルギーの交換に大きな役割を演じている。波浪場の発達は、風、波浪―波浪間と波浪―流れ間の相互作用および砕波による波浪の消失に依存しており、この消失は波浪から流れへの運動量の移動を伴っている。砕波は熱と気体の大気―海洋間の輸送を支えており、この輸送は気象と気候に非常に大きな影響を及ぼす。しかし砕波の定量化や解明は進んでいない。本論文では、航空画像と解析によって砕波の測定値を示し、関連する海面過程を統計的に記述する。海面の単位面積当たりの砕波面の長さの分布は風速の三乗に比例していること、そして波面の速度の測定範囲内においては単位面積当たりの砕波面の長さが砕波面の速度に対して指数関数的に変化することが明らかになった。さらに、大気―海洋間の交換にとって重要な、砕波による海面の混合の大部分は低速で短波長の砕波によっていることが明らかになった。 Full Text PDF 目次へ戻る