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工学:光強制層形成による単一基板液晶ディスプレイ

Nature 417, 6884 doi: 10.1038/417055a

我々を取り巻く多くのディスプレイ装置が示すように、データの可視化は我々の社会において重要な役割をもつ。将来、ディスプレイ装置は、個人に合わせる映像表現用の壁掛けから、衣類に組み込まれたデータ表示装置にいたるまで、さらに普及するだろう。液晶ディスプレイ(LCD)は、現在使用されている平面パネルディスプレイの大部分を占める。情報技術の発達により拡大し続ける可能性に歩調を合わせるためには、LCDをより安く、より大きく、より設計自由度が高いものにする製造工程を開発する必要がある。LCDセルを作り、満たすための既存のバッチ工程は比較的高コストであり、サイズと形も制限される。今回、被覆膜を高分子で覆われた液晶層に変換するという、コスト効率の高い単一基板技術を報告する。この手法は、光による強制的な層形成に基づき、液晶ブレンドと高分子前駆物質を2段階の光重合により相分離させる。この工程により、切り替え可能な液晶相で満たされたマイクロメートルサイズのコンテナが形成される。この手法によれば、現存の被覆技術を用いてさまざまな基板上にディスプレイを作製できる。今回開発された工程は、「どんなものの上にもディスプレイ」、「ペンキのように塗れるディスプレイ」といった新技術に向けての重要な一歩となるだろう。

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