Letter 宇宙:衛星ガラテアによって保持される海王星のリングアーク 2002年5月2日 Nature 417, 6884 doi: 10.1038/417045a 海王星には5つの細いリングアークがあり、全長は経度換算で約40度分あるが、粒子間の衝突によって通常起こる急速な方位角方向と半径方向への拡散が起こらないように保持されているように見える。このようにリングを形成する粒子が一連のリングアークに閉じ込められている原因としては、付近にあるガラテア(海王星の衛星)の垂直運動に基づく重力共鳴だとする学説が提唱されていた。しかし最近の観測でリングアークが共鳴領域から離れていることが示され、リングアークの安定性の原因は再びわからなくなった。本論文では、リングアークが角度方向に保持されている原因がガラテアの離心率に基づく共鳴であることを報告する。リングアークの質量はガラテアの離心軌道の歳差運動に影響を及ぼすため、今後のガラテアの離心率の観測によりリングアークの質量推定が可能となる。 Full Text PDF 目次へ戻る