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細胞:SWAP-70は、膜ラッフリングに関与するグアニンヌクレオチド交換因子である

Nature 416, 6882 doi: 10.1038/416759a

'ホスホイノシチド‐3-OHキナーゼ(PI(3)K)は、成長因子刺激によって活性化される と、脂質第二メッセンジャーであるホスファチジルイノシトール‐3,4,5‐三リン酸(PtdIns(3,4,5)P3)を作り出す。PtdIns(3,4,5)P3は、細胞の活性化、細胞骨格の再編成、細胞の生存やその他の反応の引き金となる複数の情報伝達系にかかわっていることがわかっているが、PtdIns(3,4,5)P3の標的分子は、必ずしもすべてわかっているわけではない。ここでは、SWAP-70という情報伝達タンパク質が、PtdIns(3,4,5)P3の標的分子のひとつであることを報告する。成長因子による刺激を受けると、細胞質にあったSWAP-70は、ラッフリングと呼ばれる細胞膜再編成が起こる部位にPI(3)K依存的、Ras非依存的に移動し、PtdIns(3,4,5)P3への結合力を失ったSWAP-70変異体は、上皮成長因子や血小板由来成長因子が誘導する膜ラッフリングを阻害した。また、SWAP-70は既知のRacグアニンヌクレオチド交換因子(GEF)との相同性は低いものの、PtdIns(3,4,5)P3依存的にRacのグアニンヌクレオチド交換を促進した。SWAP-70をもたない繊維芽細胞では、上皮成長因子による刺激後、Racが完全に活性化されず、膜ラッフリングの形成が抑制されていた。これらのことから、SWAP-70は、Rasとは無関係にチロシンキナーゼ受容体からの信号をRacに伝達する新種のRac-GEFだとの結論に達した。'

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