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神経:皮質からの直接入力が調節するCA1錐体ニューロンの可塑性と発火

Nature 416, 6882 doi: 10.1038/416736a

海馬は、陳述記憶の形成や想起に必要である。海馬への知覚入力のうちもっともよく性質がわかっているのは、嗅内皮質(EC)の第二層から歯状回への入力である貫通線維投射である。入力された信号は、海馬アンモン(CA)の複数の領野で順次に処理されたあと、CA1野錐体細胞の活動電位として皮質に戻る。しかし、ECからはこれ以外にも側頭アンモン角路(TA)という入力があり、ECの第三層から発した軸索が、CA1ニューロンの遠位樹状突起にシナプス結合する。今回、この経路が、ラット海馬内でのシナプス可塑性と海馬からの出力とを制御していることを見出した。TAの連続発火は、そのタイミング次第で、シャファー側枝(SC)刺激によるCA1の誘発活動電位を増加または減少させる。また、TAの連続発火によって、SC-CA1シナプスでの伝達増強の規模が相当程度小さくなる。TA-CA1シナプス自体にも、長期抑圧(LTD)と長期増強(LTP)とが見られる。ここに両方向の可塑性があることは、TAのCA1活動への制御能も調節されうることを意味する。すなわち、TA経路にLTPが起こると、TAのCA1活動ゲート機能や可塑性抑制機能が強まり、LTDでそれらが弱まる。

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