Article 生化学:Cul1-Rbx1-Skp1-FboxSkp2SCFユビキチンリガーゼ複合体の構造 2002年4月18日 Nature 416, 6882 doi: 10.1038/416703a SCF複合体は、E3ユビキチン‐タンパク質リガーゼで最大のファミリーで、さまざまな調節タンパク質、情報伝達系タンパク質のユビキチン化に関わっている。ここでは、Cul1-Rbx1-Skp1-FboxSkp2SCF複合体の結晶構造を報告する。Cul1は長い柄と球状ドメインからなる引き伸ばした形のタンパク質である。球状ドメインはRINGフィンガータンパク質であるRbx1と分子間βシートを作って結合し、ユビキチン結合酵素を引き寄せるサブユニット2個からなる触媒コアを形成する。長い柄は、新しい種類の5本ヘリックス・モチーフが3個反復してできており、Skp1-FboxSkp2基質タンパク質認識複合体と先端で結合する。Cul1は、Skp1-FboxSkp2サブユニットとRbx1サブユニットを100Å以上離して配置するための、しっかりした足場となっている。この構造から、Cul1は基質とユビキチン結合酵素の位置を決める働きをすることで触媒作用に役立っているらしいと考えられる。足場としての堅固さを失うよう設計したCul1変異体の実験からも、このモデルの正しいことが裏付けられる。 Full Text PDF 目次へ戻る