Letter 細胞:エンドサイトーシスタンパク質におけるユビキチンの認識とモノユビキチン化を担う単一モチーフ 2002年3月28日 Nature 416, 6879 doi: 10.1038/416451a ユビキチン化は、標的となるタンパク質にユビキチン鎖または一分子のユビキチンを付加する翻訳後修飾であり、それぞれポリユビキチン化、モノユビキチン化が起こる。ポリユビキチン化は、プロテアソームによる分解を受けるタンパク質を標的とする。モノユビキチン化の役割についてはあまりよく判っていないが、少なくとも酵母では膜輸送に関わる機能が明らかになりつつある。本論文では、モノユビキチン化されたエンドサイトーシスタンパク質であるEps15とeps15Rのカルボキシ末端の短いアミノ酸配列が、自身のモノユビキチン化に不可欠であることを示す。やはりモノユビキチン化に必要とされる同様のアミノ酸配列は、epsinやHrsなど細胞質中にある他のエンドサイトーシスタンパク質でも見出される。これらの配列は、ユビキチンと結合すると考えられているUIMタンパク質モチーフを含んでいる。我々は、eps15、eps15R、epsin、そしてHrsのUIMについてユビキチンとの結合を確認している。従って、数種のエンドサイトーシスタンパク質において同一のモチーフがユビキチンの識別とモノユビキチン化に関わっていることになる。我々の結果から、UIM:ユビキチンに基づく細胞内ネットワークが存在すると予測される。Eps15/eps15R、epsinやHrsは、おそらくユビキチン化されて小胞内に取り込まれた分子とクラスリン被覆または他のエンドサイトーシスに関わる基盤構造との間でアダプターとして機能しており、さらに自分自身のユビキチン化により、エンドサイトーシス経路におけるネットワークの増幅に関わっている可能性がある。 Full Text PDF 目次へ戻る