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進化:非組換え性の新生Y染色体における適応低下

Nature 416, 6878 doi: 10.1038/416323a

性染色体は一対の相同な常染色体に由来すると一般に考えられている。そのような祖先型性染色体の間での組換え抑制がY染色体の遺伝的な退化をもたらしたと思われる。X染色体はそれに対応して遺伝子量が補償されるようになったと考えられる。多くの仮説はY染色体への有害変異の急速な固定がY染色体退化の機構に関与しているとしている。他説ではY染色体退化は組換えの消失によって生じた適応進化の速度低下に起因するとされている。ここで我々はDrosophila mirandaにみられる新生の性染色体上にある四つの遺伝子におけるDNA多型と多様化のパターンを報告する。新生のY染色体上のCyclin Bに比べ、新生X染色体上の同遺伝子はタンパク質配列の進化速度が速いことが正の選択によってもたらされ、このことがY染色体進化の適応仮説と一致することを示す。対照的に、新生Y染色体上のeven-skippedroundaboutは新生X染色体上の同じ遺伝子に比べてタンパク質進化が早く、これはゲノムの非組換え部分における有害変異の淘汰効率の低下を反映していると思われる。我々の結果は集団の適応レベルの上昇と維持において有性生殖による染色体組換えが重要であることを示す。

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