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免疫:自然免疫と適応免疫応答への受容体相互作用タンパク質2の関与

Nature 416, 6877 doi: 10.1038/416190a

微生物に対する宿主の防御反応は、自然免疫と適応免疫との協調のとれた相互作用によって成り立っている。細胞内細菌感染は、マクロファージや好中球、ナチュラルキラー細胞を必要とする即時自然免疫応答を開始させるが、その後の持続的感染の間には、ヘルパーT細胞サブタイプ1(TH1)の発生を介して適応応答の活性化が起こる。受容体相互作用タンパク質2(Rip2)はRICK、CARDIAKとも呼ばれるが、その生理的役割を解明するために、Rip2遺伝子を破壊したマウスを作出した。今回、Rip2欠失マウスでは、細胞内病原体Listeria monocytogenesの感染に対する防御力が著しく低下することを明らかにする。Listeria monocytogenesを感染させたり、リポ多糖(LPS)処理したRip2欠失マクロファージでは、NF-κBの活性化が抑えられた。一方、ドミナントネガティブなRip2では、Toll様受容体4とNod1を介したNF-κBの活性化が阻害された。In vivoでは、Rip2欠失マウスはLPSが引き起こす内毒素ショックの致死作用に抵抗性を示した。またRip2欠失の結果、TH1とナチュラルキラー細胞でのγインターフェロン生産が低下したが、これはインターロイキン‐12が誘導するStat4活性化が一因と考えられる。今回のデータは、免疫応答や炎症応答を制御する複数の経路にRip2が必要なことを示している。

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