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生理:ミドリムシの光回避反応には青色光活性化型アデニル酸シクラーゼが関与する

Nature 415, 6875 doi: 10.1038/4151047a

青色光は、植物や菌類の発生や微生物の行動などの過程を調節している。青色光受容体であるフラビンタンパク質は、部分的に光回復酵素に似ているクリプトクロムと、光によって制御されるタンパク質キナーゼのフォトトロピンの2種類が同定されている。クリプトクロムは動物にも存在し、概日リズムに必須の役割を果たしていることを示す証拠も得られている。単細胞の鞭毛藻類であるミドリムシ(Euglena gracilis)は、照射している青色光の強さを突然増減すると、遊泳方向をいきなり変更する。つまり、光強度の増減により、ステップアップ、あるいはステップダウンの驚動反応を起こし、これらがそれぞれ光回避、あるいは明所への集合につながる。ミドリムシに見られるこうした光行動反応は1世紀も前から研究されてきたが、この行動反応に関与する光受容体分子はまだわかっていなかった。今回我々は、ミドリムシの光受容器官において、新種の青色光受容体フラビンタンパク質、光活性化型アデニル酸シクラーゼを発見したことと、その生化学的な特徴について報告し、このタンパク質が光強度増加による驚動反応に関与することを示す分子遺伝学上の証拠も提出する。

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