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免疫:樹状細胞の共通前駆細胞集団の性質

Nature 415, 6875 doi: 10.1038/4151043a

樹状細胞(DC)は、病原体や腫瘍細胞に対する免疫応答の確立に不可欠であるため、ワクチン療法や癌の免疫療法に大いに役立つ可能性がある。実験的証拠から、DCの分化は二元的だとするモデルが導かれ、骨髄細胞系DCとリンパ球系DCが存在すると考えられている。だが最近、マウスでそれぞれ骨髄細胞系DC、リンパ球系DCの原型と考えられているCD8-DCとCD8+DCが、リンパ球系前駆細胞と骨髄細胞系前駆細胞のどちらからでも生じることを実証した報告がいくつか発表されて、このモデルに異義が申し立てられている。そのため、DCの生理的由来は未解決のままになっている。本論文では、DCへ分化する前駆細胞集団の性質について報告する。この集団は、CD8- DC、CD8+DCだけでなく、B220+ DCサブセットも含めた、マウスのリンパ器官に見られるあらゆるDC集団に分化する能力をもつが、骨髄細胞やリンパ球に分化する能力はもたない。これらのデータは、DCに共通する独立した分化経路が存在するという、これまでのモデルに代わるDC発生モデルを裏付けるものだ。

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