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神経:機械刺激受容に必要な線虫のDEG/ENaCチャネルを調節するMEC-2

Nature 415, 6875 doi: 10.1038/4151039a

動物の触覚は、皮膚にあって、機械的な力を電気的信号に変換する神経終末によっている。線虫、Caenorhabditis elegansでは、体壁への弱い接触は2種類のアミロライド感受性Na+チャネルタンパク(DEG/ENaC)を発現する6個の機械刺激受容ニューロンによって検出されている。このタンパクは、MEC-4およびMEC-10とよばれて線虫の触覚に必要であり、またこれらに変異が生じるとニューロンの変性が起こることがある。今回、これらのMEC-4とMEC-10の変異タンパク(d型とよぶ)を、アフリカツメガエルの卵母細胞で共発現させると、恒常的に活性状態にあるアミロライド感受性のイオン電流が生じるが、単独での発現では電流は生じないことを見出した。また、同じく触覚に必要とされるストマチン関連タンパクのMEC-2が、変異チャネルの活性をほぼ40倍に増強し、野生型のMEC-4とMEC-10との場合に観察される程度の電流が検出された。MEC-2の中央にあるストマチン様領域やヒトのストマチンでは、どちらの場合も完全長MEC-2ほどの活性増大は見られなかったが、これらでもd型MEC-4によるアミロライド感受性電流が生じた。これらの結果は、MEC-4/MEC-10が作るイオンチャネルをMEC-2が制御していることを示しており、また脊椎動物でも無脊椎動物でもストマチン様タンパクとDEG/ENaCタンパクとが共発現されて同様なイオンチャネルが形成されている可能性が高まった。このようなチャネルのあるものは、機械刺激受容反応を仲介している可能性がある。

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