Letter 進化:ショウジョウバエに見られるタンパク質の適応進化 2002年2月28日 Nature 415, 6875 doi: 10.1038/4151022a 30年以上にわたり、分子進化について根本的な疑問となっているのが、DNA塩基配列レベルの進化に自然選択が実際に何らかの役割を果たしているのかどうかという問題である。10年余り前から、タンパク質レベルで適応進化が実際に起こっていることを示す証拠が次々と出てきたが、適応進化がどの程度一般的なものかは明らかではなかった。本稿では、適応的なアミノ酸置換の数が算定できる簡便な手法を提示し、それをショウジョウバエ2種、オナジショウジョウバエ(Drosophila simulans)とD.yakubaで得られているデータに適用した。その算定結果によれば、全アミノ酸置換の45%は自然選択によって固定されたもので、これら2種では平均して45年に1回の適応的な置換が生じたことになる。 Full Text PDF 目次へ戻る