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細胞:Rad26-Def1複合体は、DNA損傷に応じてDNA修復とRNA pol IIのタンパク質分解を協調させる

Nature 415, 6874 doi: 10.1038/415929a

真核細胞は、紫外線が引き起こすDNA損傷に対処するのに、よく保存された複数の機構を使っている。そういう対応機構の重要な1つが転写と共役した修復(TCR)で、これにより活性遺伝子の転写鎖上に生じたDNA損傷は、ゲノム全体の修復に比べてはるかに速く修復される。哺乳類細胞では、TCRに異常があると、ヒトでコケーン症候群(CS)と呼ばれる重い障害が起こる。CS原因遺伝子の中で最も研究が進んでいるCSBは、Swi/Snfに似たDNA依存性ATPアーゼをコードしており、酵母での相同体はRad26と呼ばれている。今回、クロマチン中でRad26と複合体を形成するDef1という酵母のタンパク質を同定した。DEF1欠失細胞の表現型は、この因子がDNA損傷応答に果たす役割と矛盾するものでないが、Def1はTCRに必要とされない。def1細胞では転写伸長過程に欠陥があり、DNA損傷に応じてRNAポリメラーゼII(RNAPII)を分解することができない。得られたデータは、DNA損傷部でのRNAPIIの停止が引き金となってRad26-Def1複合体を必要とする協調的な救済機構が働きはじめ、Rad26が誘導するDNA修復機構によって損傷を速やかに取り除くことができないときには、Def1の働きによってRNAPIIのユビキチン化と分解が起こることを示唆している。

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