Letter 行動:サル頭頂葉で見られる行動の数的表現 2002年2月21日 Nature 415, 6874 doi: 10.1038/415918a 霊長類の大脳皮質頭頂連合野の前部は体性感覚信号の統合に関与し、身体各部分や接触した対象についての神経上のイメージを作り、運動の際には知覚的ガイダンスのための信号を発するとされている。本報告では、この領域が数に基づく行動課題を実行中の霊長類で活動していることを示す。サルに対し、運動Aを5回行ったあと運動Bを5回行い、また運動Aに戻ってこれを繰り返すという行動を選んで実行させたところ、上頭頂小葉で自分が実行した運動の回数を反映する細胞活動が見出された。この回数選択的な活動は、大部分で運動のタイプについても特異性を示した。こうした自己運動の回数の脳内表現が下頭頂小葉で見られることは少なく、一次体性感覚野ではほとんど見られなかった。上頭頂小葉のこうした活動は、次に行う動作を選ぶための基礎として必要な数的情報の処理に役立っている。 Full Text PDF 目次へ戻る